高周波電源/インバータ

High Frequency Inverter

高周波電源は、誘導加熱システムの中核をなす部分であり、コイルの性能を最大限に引き出し、安定した加熱プロセスを実現するためにとても大事な部分です。

数ある高周波メーカーの中でも完全自社開発した高性能トランジスタ型高周波電源は国内は勿論、世界中から評価の高い”MADE IN JAPAN”の吉田ブランドです。国内外企業・大学・公的機関等に多く納入されています。

なぜ「吉田の高周波電源・インバータが良いのか」を掘り下げてみましょう。

1. システム全体の最適化が可能

高周波コイルだけでなく高周波電源も自社で設計・製造することで、誘導加熱システム全体としての最適化が図られます。電源とコイルのインピーダンスマッチングが適切に行われるため効率が最大化できます。

吉田では自社ブランドで設計・製作しているため高周波電源とコイルの相性が良く、最高の加熱効率と安定した出力を実現できます。これにより、エネルギー消費の削減や加熱品質の向上に直結します。

2. 高い安定性と信頼性

吉田の高周波電源は産業用途での厳しい環境下での使用に耐えうる堅牢な設計と、安定した出力制御が可能です。過電流・過電圧保護などの安全機能も充実しています。長時間の連続運転にも耐え、安定した加熱品質を維持できます。故障リスクが低く、生産ラインのダウンタイム削減に貢献できる強みがあります。

3. 精密な出力制御

吉田の高周波電源はデジタル制御技術などを活用し、出力、周波数、電圧、電流などを高精度に制御できる機能を持っていますのでワークの種類や加熱プロセスの要求に応じて、細かく加熱条件を設定・調整できます。これにより、複雑な加熱パターンや精密な温度制御が要求される用途にも対応可能です。例えば、表面だけを硬化させたい場合や、特定の深さまで加熱したい場合などに威力を発揮します。

4. 多様な周波数帯域と出力レンジ

吉田の高周波電源はお客様の加熱対象や用途に合わせて、低周波から高周波まで、幅広い周波数帯域の２種類の高周波電源を標準提供しています。また、出力レンジも小電力（10ｋW）から大電力（200ｋW）まで標準対応しています。例えば、浸炭などの深い加熱が必要な場合は低周波、表面硬化や薄物加熱には高周波といったように、最適な周波数帯の電源を選択できます。これにより、加熱効果を最大限に引き出すことが可能になります。

5. 使いやすさと操作性

吉田の高周波電源はタッチパネルなどを採用し、操作が直感的で分かりやすいインターフェースを提供しています。作業者が容易に設定変更や運転状況の確認ができ、生産効率の向上に寄与していると好評です。

6. 省エネ・環境性能

吉田の高周波電源は最新のパワーエレクトロニクス技術を導入し、高効率な電力変換を実現しています。消費電力の削減により、運用コストの低減や環境負荷の低減に貢献します。吉田機械工業はコイルと電源の両方を熟知しているため、システム全体として最もパフォーマンスの高いソリューションを提案可能です。