高周波誘導加熱Q&Aコーナー

高周波とは? 吉田機械工業株式会社

ホームページ御覧頂き誠にありがとうございます。お客様から良く頂く質問を纏めてみました。

ご不明な点がございましたらお気軽に吉田機械工業株式会社までお問合せください。


Q) 高周波誘導加熱って何ですか?

加熱コイルの中にある被加熱物(金属性材料)に高周波電流を流すと、渦電流と金属の電気抵抗でジュール熱が発生します。この作用により被加熱物(金属製材料)表面から急速に加熱される作用を高周波誘導加熱と言います。


Q) 高周波加熱の特徴とメリットは?

被加熱物の単位面積に供給される単位時間当りのエネルギーが大きいので、急速加熱・高温加熱が可能です。被加熱物自体が自己発熱するので、熱損失が小さく、加熱効率が大変良いです。

出力を変える事により、温度制御が容易で温度管理が出来ます。コイル の形状、配置と周波数を選定することにより、被加熱物の表面のみの加熱や被加熱物全体を加熱する事ができます。

金属溶解 などは、電磁力によって溶湯が攪拌されます。また自己発熱である為、スケールの発生が極めて少なくなり作業環境がクリーンとなります。


Q) どんな加熱用途に使えますか?

誘導加熱  金属の熱加工 、 熱処理 、 溶解 等の分野で幅広く利用されています。ロウ付け・ハンダ付け・焼嵌め、焼鈍し、溶解、鍛造・成形前予熱(焼鈍)、溶接前予熱(歪防止)、塗装前予熱、塗装後乾燥、接着、ゴム製品と金属材料の剥離等様々な分野で使われております。


Q) 機種出力や周波数はどうやって決めるのですか?

加熱する物の形状、材質、処理量(タクト)により決まります。大まかには、大きな物、重量のある物、長い物、芯まで均一に加熱したい場合は周波数が低く、出力は大きくなります。薄い物、小さな物、細い物、局部加熱したい物は周波数が高くなります。

計算式としてはワークを昇温させる為の正味電力量(Kw/sec)は

Pa=4.186×M×C×ΔT(Kw/sec)

M:ワーク加熱部の質量(Kg)

C:ワークの比熱、(Cal/g.deg)

ΔT:目標とする温度差(deg)

を利用して決められます。詳しくはお気軽にお問い合わせください。


Q) どのような製品がありますか?

弊社では高周波誘導加熱装置メーカーとして装置一式ご提供可能です。

高周波発振器(電源・インバータ)、加熱コイル、装置本体、チラーユニット等お客様希望仕様に応じて最適な装置をご提供致します。


Q) 事前のトライ・サンプル製作は可能ですか?

はい。喜んで承っております。又,実際の加熱の様子をご来社の上ご覧頂く事も可能です。

お申込の際、ご希望を(加熱時間等)お知らせください。

テスト費用はお問合せください。コイル形状・治具製作工数により変わります。

(装置ご購入時にはテスト費用返金させて頂きますのでご安心下さい)


Q) 現在、他社の装置を使用しておりますが、高周波発振器(電源)やコイルのみ入換えしたいのですが?

申し訳ございません。他社装置内の一部のみ入替できれば良いのですが各社装置構成・仕様が異なる為ご満足頂けない場合がございます。できましたら高周波発振器(電源)~コイルは新規入替を推奨いたします。

コイルのみの場合は同じ形状であれば入替可能の場合もございますのでお気軽にお問合せください。


Q) 装置全体をお願い出来ますか?

ありがとうございます。はい!喜んで承ります。

弊社は長年、自社で自動機、省力装置等の設計、製作、納品、メンテナンスをしております総合メーカーです。どうぞ安心しておまかせください。


その他ご不明な点がございましたらお気軽に吉田機械工業株式会社までお問合せください。


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